ヤンキー翻訳という名前で運営している当サイトですが、実際に「ヤンキー」とはどのような意味なのでしょうか?
本記事では、「ヤンキー」の語源から、どのように意味が変遷していったのかを解説していきます。
「Yankee」の発祥・アメリカ
Yankeeの語源は諸説あるのですが、有力な説の一つとして、現在のニューヨークに住んでいたオランダ系移民のことを、隣のコネチカット主のイギリス系移民が呼んだあだ名が『Jan Kees』であり、そこから「Yankee」に転じた、という説があります。
南北戦争の際には、アメリカ南部の人々が、蔑称として、北軍の兵士や北部諸州人を「Yankee」と呼んでいたそうです。
なお、後に「Yankee」はアメリカ合衆国北部の人々を指す俗語として使われるようになりました。
日本語の「ヤンキー」とは全く意味が違いますね。
ダジャレから生まれた「ヤンキー」
日本語の「ヤンキー」と聞くと、思い浮かべるのはいわゆる不良少年ですよね。
「ヤンキー」がこの意味で使われるようになったのは、大阪難波の「アメリカ村」と呼ばれる地域からです。
1970年代から80年代にかけて、アメリカ村で買った派手なアロハシャツや太いズボンを履いて、繁華街をウロウロする若者は「ヤンキー」と呼ばれるようになりました。
彼らは、単にアメリカ風ファッションをしているから、という理由で「ヤンキー」と呼ばれるようになったわけではありません。
なんと、彼らが語尾に「〜やんけ」を連発していたことから、「やんけ」とアメリカ人を指す「ヤンキー」 が合わさったと考えられています。
くだらないですが、粋な語源ですね。
英語で「ヤンキー」はどう表現する?
英語で「不良」や「ヤンキー」を表現する際には、直訳が難しいため、さまざまな呼び方が考えられます。
やんちゃな子供に対しては“Bad kid”、中高生くらいまでの不良に対しては、“Punk”と呼べたりします。
また、他の言い方としては、“delinquent”「不良少年」や”rebel”「反抗者」などもあります。